主な医師会活動


◎現行行っている主に医師会活動

・昭和48年からは地区内医療機関の臨床検査を八戸医師会臨床検査センターに依頼平成4年から会員の一日ドックも八戸市総合検診センターで行われている。

学会研修については、平成62年から始った日医の生涯教育制度に先立ち、すでに昭和42年から村木、田中(昭)、高谷、三浦氏(十和田市)等が発起人となり胃腸同好会が発足、例会は191回を数える。そして、毎年12月には顧問の七戸町出身、東北大学名誉教授槙哲夫先生のご講演を拝聴、その後和やかな忘年会を行っている。

平成2年には上十三医師会肥満児対策委員会を設置、地区内13市町村の116の小・中学校児童生徒約2万8千名の肥満度の調査を養護教諭部会の協力で実施しているが、これがやがて小児科医会の設立につながった。肥満児調査の結果は毎年県医学校部会で報告、平成6年には東北学校保健・学校医大会で、さらには平成13年には、千葉の幕張で行われた全国学校保健・学校医大会で県医を代表して10年間に及ぶ調査結果を鈴木理事(三沢市)が発表した。

循環器懇話会も開催され、その村木他生涯教育担当理事(十和田市)の努力により、年間10余回に及ぶ学術講演会が開催されている。

七戸地区でも昭和61年から、地区医師会勉強会が七戸病院で毎月開催されすでに166回を数えるが、この会には他地区の先生方も参加されており、先の胃腸同好会とともに所謂生涯教育、病診連携の先駆けとなった。また三沢地区でも平成3年からの三沢病院で勉強会が開催されている。

僻地診療は昭和37年以来保健所と協力して、館内の僻地巡回診療を実施している。

産婦人科医会(優性保護医会)は昭和26年に結成され、毎年秋の総会には水子供養と学術講演をおこなっている。

・准看養成については昭和39年、現済誠会病院(十和田市)と現三沢中央病院(三沢市)に准看学院が設立され、両学院の理事長はじめ関係者の尽力で着実な成果を挙げている。

昭和47年労働安全衛生法の公布により、産業医制度が発足、当地区でも平成3年から年一回労働衛生コンサルタント石井淳夫(七戸町)の指導により、実地研修会を行っている。

厚生労働省の委託事業である「十和田・三沢地域産業保健センター」を開設、中小企業で働く労働者の健康指導・健康相談等の産業保健サービスを行っている。

広報活動は昭和40年石川太郎(十和田市)が自筆の「医師会便り」を発行、それが「医友上北」となり会の機関誌となったが10年ほどで廃刊、やがて平成2年になり森下理事(十和田市)の下で季刊「上十三医師会誌」が創刊され、現在沼田理事(六戸町)が担当し通算49号が刊行された。

学校健診、予防接種等は、それぞれ各市町村の市町村長並びに教育委員会との契約のもとに実施、また各市町村の健康展には各地区医師会とも全面的に協力し、健康相談、健康講話(健康教育)などを行なっている。

有事の際の協力体制を明確化し、医療救護活動を迅速かつ円滑に進めていくため、地区内13市町村と災害時の医療救護活動協定を締結している。

休日診療は十和田市、三沢市で当番医制を敷いており、野辺地、七戸地区はそれぞれ公立病院が担当している。

学校保健・・・
昭和22年日本学校衛生会が設立、同時に青森県支部会、郡市学校衛生会が設立されたが、これが昭和33年になって新しく学校保健会となった。上北地方学校保健会初代会長に鈴木逸太氏(野辺地町)就任2代藤嶋均氏(七戸町)3代荒井行夫氏(三沢市)4代西岡啅郎氏(三沢市)、5代石井淳夫氏(七戸町)と続く。翌昭和34年第一回上北地区学校保健研究大会が開催され、以後地区内13市町村持ち回りで研究大会を主催し、平成14年度の野辺地大会で44回を数える。この他各市町村に学校保健会があり、毎年それぞれ研究大会を開催している。